こんな本置いてます vol.145/007 白紙委任状

読み終えた後の充実感と達成感はなんとも言えないものがあります。何しろ450ページ。文章は上下2段に分かれています。フレミング財団からの依頼でジェームズ・ボンドをジェフリー・ディーヴァーが現代に蘇らせた。と、言っても映画では常に現代なので、違和感はありません。ジェームズ・ボンドはダニエル・クレイグを思い浮かべて読みました。でも、どうしてもジェームズ・ボンド以外は頭の中に浮かんできません。Mもマニーペニーもその他の登場人物も、アクションシーンも、南アフリカの景色も。私が望んでいる007と離れているからだろうか。007と言えば、あっという間に時間が過ぎるノンストップアクションにジェームズ・ボンドの洗練された身のこなし。どのシーンもオシャレで憧れる光景ばかり。それを文字で表現されると説明過多であったり難しかったりして一瞬で目に飛び込んでくる映像とは違い、情景がすんなりと入って来ない。ジェームズ・ボンドが後半偽名を使って相手の組織に潜入してからはエンジンがかかってきましたが、ノンストップとまではいかず休み休み何日もかけて読みました。スバルのインプレッサがボンドカーとして疾走していく姿を映画館でみてみたいと思いました。ところで、ほとりカフェは本日も11時にオープンします。